住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社

健康経営

 当社の持続的な成長、発展を実現するためには、社員一人ひとりが健康で活力にあふれていること、そしてそれを支える家族もまた健康であることが必要不可欠です。
 住化エンバイロメンタルサイエンスでは、2019年11月に「健康経営宣言」を策定し、健康の維持、増進を支援する取り組みを開始、その取り組みが認められ、2021年には「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」に認定されました。 さらには、2024年に「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」に認定された16,733法人の中から、「健康経営優良法人の中でも優れた企業」かつ「地域において、健康経営の発信を行っている企業」として、上位500法人へ付与される「ブライト500」に初めて選出されました。

※健康経営優良法人とは?
経済産業省の健康経営優良法人認定制度に基づき、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組を実践している法人を顕彰する制度

健康宣言

  1. 社員の健康を重要な経営課題と捉え、健康と安全を最優先する組織文化を構築します。
  2. 社内コミュニケーションが活発に行われる職場環境を整備するとともに、ワーク・ライフ・バランスを推進し、仕事と家庭の両立をめざします。
  3. 社員とその家族の健康づくりを支援し、自発的な健康増進を図ります。

2019年 11月 1日

健康経営推進体制

健康経営戦略マップ

2023年10月1日付にて、健康経営戦略マップを策定しました。当該マップは、健康増進の取り組みに対する健康投資策および効果検証のために評価指標を設定、各施策の計画・実行に加えマップ化することで、全社員の健康意識をより一層浸透させ、健康経営課題の解決や当社経営理念の実現をめざします。

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当社の現状

健康経営戦略マップで策定した健康課題を解決するため、取組み施策の効果検証のための評価指標を設定、評価し、PDCAサイクルを着実に回しています。

健康診断等

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2025年度
(目標値)
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100% 100% 100%
人間ドック受診率 10.6% 25.1% 30.7% 32.8% 32.7% 40.0%
特定保健指導実施率 0% 0% 0% 85.2% 94.1% 100%
ストレスチェック受験率 100% 99.5% 98.2% 98.6% 100% 100%
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
精密検査受診率
(フォローアップ健診率)
27.6% 9.0% 15.0% 17.0% 17.5%
婦人科健診受診率 13.1% 19.3% 25.7% 33.3% 26.7%
メタボリックシンドローム
非該当者割合(※)
- 66.4% 67.2% 68.8% -
花粉症受療率(※) - 24.3% 22.8% 31.6% -
「内臓脂肪型肥満」リスク保有率(※) - 47.1% 42.0% 43.0% -
「高血圧」リスク保有率(※) - 37.8% 31.9% 27.3% -
「肝機能異常症」リスク保有率(※) - 33.6% 36.1% 36.7% -
「糖尿病」リスク保有率(※) - 27.7% 21.8% 25.0% -
「脂質異常症」リスク保有率(※) - 32.8% 42.0% 42.2% -

※対象者:40歳以上の大阪薬業健康保険組合被保険者

生活習慣改善

項目 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2025年度
(目標値)
運動 週2日以上の運動習慣がある 42.3% 40.8% 38.9% 43.9% 54.9% 50.0%
食事 バランスの良い食事をとる 80.7% 76.8% 81.0% 80.8% 82.3% 90.0%
飲酒 週2日以上の休肝日を持つ 74.6% 77.0% 75.9% 75.7% 76.2% 80.0%
睡眠 睡眠で休養が十分とれている 47.6% 51.5% 54.6% 52.8% 77.7% 60.0%
喫煙 喫煙している従業員の割合 18.5% 17.3% 17.1% 17.3% 16.6% 10%以下

生産性・組織活性度の割合

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2025年度
(目標値)
ワークエンゲージメント (偏差値) 52.6 52.3 52.1 52.3 51.0 53以上
アブセンティーズム 0% 1.4% 0.4% 1.3% 0% 0%
プレゼンティーズム - - - - 82.6% 90.0%

生産性や働きがいの向上に繋がる健康投資策を積極的に展開し、経営課題の解決をめざします。

※ワークエンゲージメント: 自分に合った仕事、裁量度、職務への充実感から構成された値
※アブセンティーズム  : 当該年度における休業者の割合
※プレゼンティーズム  : 病気やケガが無いときに発揮できる自分の出来を100%として、過去4週間の自身の仕事を評価した値

ワーク・ライフ・バランス

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2025年度
(目標値)
所定外労働時間(月) 7.1時間 7.2時間 8.0時間 7.4時間 7.4時間 5時間以下
有給休暇取得率(年) 62.0% 64.0% 66.5% 73.1% 76.4% 80.0%

当社では健康経営を推進するうえで、有給休暇の取得率向上や時間外勤務の削減に取り組み、「しっかり働き、しっかり休む」職場風土づくりや、ワーク・ライフ・バランスの推進を図っています。

本社オフィスにはコミュニケーションスペースを設置。在宅勤務制度も推進しており、生産性向上および働きがいのある職場環境構築を図り、社員のワーク・ライフ・バランスに寄与しています。

健康度の割合

1.社会的な健康度

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
業務負荷の度合 47.9 47.9 46.5 46.3 47.1
仕事の裁量度合 52.1 52.6 52.1 52.8 53.2
仕事意識の度合 51.6 50.9 51.4 51.0 48.7
職場環境の度合 52.3 51.7 52.6 52.0 50.2
上司の支援度 51.6 51.5 52.0 52.4 51.8
同僚の支援度 47.8 47.4 48.2 48.3 48.3

※業務負荷の度合:「多忙さ」「困難さ」「曖昧さ」の総合偏差値。数値が低いほど良好。

2.心身の健康度(ヘルスリテラシー)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
心の健康度 48.3 47.9 47.5 47.8 47.3
からだの健康度 50.2 50.2 50.5 51.0 50.5

※心の健康度:「うつ傾向」「不安傾向」の総合偏差値
※からだの健康度:「自律神経系」「循環器系」「消化器系」の総合偏差値

3.生活の健康度(セルフマネジメント)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
ストレス対応度 46.9 46.5 46.3 46.5 47.1
ライフスタイルの度合 48.5 48.2 49.0 49.3 49.3

※ライフスタイルの度合:「運動」「食事」「睡眠・休養」の総合偏差値

取組事例

ヘルスリテラシーの向上

健康への行動変容を促進するため、2019年度より集合型およびオンラインで健康セミナーを開催し、情報提供を行っています。各回、積極的な参加状況に至っており、行動目標にむけたテーマを企画することで、ヘルスリテラシー向上に努めてまいります。

セミナー内容 参加人数 参加率
健康増進セミナー 72人 45.0%
婦人科セミナー 62人 70.4%
メンタルヘルスセルフケアセミナー 190人 80.1%
健康リテラシー研修 190人 81.8%
健康診断読み解きセミナー 151人 65.0%
睡眠講座 187人 78.9%
卒煙セミナー 18人 8.0%
ウォーキング効果upセミナー 51人 22.0%
マインドフルネスセミナー 139人 63.1%
フィジカルヘルスセミナー 127人 56.6%
がんセミナー 90人 41.6%

フィジカルヘルスセミナーの様子

※卒煙セミナー(参加率):喫煙者を対象に参加した者/全従業員×100

人間ドック受診サポート

社員一人ひとりが心身ともに健康で、仕事に専念できる環境および健康寿命を延ばすために、検査項目が充実している人間ドックを受診することで、各種疾病(各種がん、内臓疾患、心疾患、糖尿病等)の早期発見・早期治療につなげ、更なる疾病予防をめざすことを目的に、30歳以上の社員(扶養配偶者を含む)は、定期健康診断とは別に、会社補助にて受診できる制度を実施しています。さらには、50歳を超えるとがん罹患率が上昇する傾向を受け、2020年度から50歳以上の社員については、全額無償にて受診できる制度を開始しました。

人間ドック 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
受診者数 25人 52人 67人 71人 67人
受診率 10.6% 25.1% 30.7% 32.7% 32.7%

※受診率:人間ドック受診者数/年度末時点在籍社員数×100

ウォーキングイベント開催(SES歩活(あるかつ))

社員の健康増進、運動習慣促進、社内コミュニケーション推進を目的に、2020年度よりウォーキングイベントを毎年開催しています。スマートフォン歩数計測アプリを利用して、個人対抗戦および部署対抗戦にてリアルタイムでランキングを公開、積極的な参加を促しています。
歩数上位者は、全社員参加の表彰式を開催のうえ紹介するとともに、達成賞として期間中の平均歩数8,000歩以上の社員全員に景品を進呈しています。
イベント期間中には、ウォーキング時の写真コンテストを同時開催。社内ツールへの投稿から、積極的なリアクションや共感コメントを促しており、社内コミュニケーション推進に寄与しています。
今後も運動継続へのモチベーションにつながるワイガヤ※な企画を開催し、社員の健康づくりに努めてまいります。
※“ワイワイ ガヤガヤ”と役職や年齢を問わず、ざっくばらんに話し合いを重ね、結果として高い価値やイノベーションを生み出すことをめざしています。

歩活 (あるかつ) 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
参加率 93.1% 86.5% 84.0% 83.0%
平均歩数 10,963歩 10,024歩 11,091歩 11,524歩
達成賞受賞率 62.4% 59.3% 69.7% 66.0%
写真投稿数 (2021年度より実施) 89件 149件 59件

毎年8割以上の社員が参加しており、大変好評なイベントとなっています。

社員イラストによる達成賞景品。アイデアを活かし全社巻き込み型の企画を行っています。

イベント終了後には表彰式を開催。部署対抗戦の結果発表時は、熱い歓声が挙がります。

第3回歩活における全参加者歩行距離が約4万kmとされる地球一周分を上回ったことから、
「 ~一人ひとりの一歩は小さくても、全社一丸となって地球一周を目指そう~ 」をスローガンに、
第4回歩活より、『Around The Earth』キャンペーンと題して、参加者への奮起を促す取り組みを
スタートしました。その結果、前回を超える歩行距離に至るとともに、達成賞のデザインにも当キャンペーン
をイメージしたデザインを施し好評を博しました。

また第4回歩活では、「目標歩数24万歩(1日8,000歩×30 日)の達成者数×900円」を
令和6年能登半島地震の被災者支援として「日本財団」を通じて寄付を行いました。

SES健活リレー

2023年度から「SES健活リレー」と題し、健康に関する情報提供や社内コミュニケーション促進の一環として、「健康をテーマにした」自身の体験談や調べたこと等、「健康」に関するブログやコラムを社員が毎月投稿、社内公開し、次回投稿者を指名するリレー方式のイベントを実施しています。

健康経営に関する社外連携

インタビュー記事投稿

セミナー運営会社と連携し、健康づくり担当者のインタビュー記事を投稿、当社取り組み事例を紹介しています。

【取材元】
株式会社empheal(エンフィール)(現:エムスリーキャリア株式会社)

※以下、外部サイトとなります。
https://sangyoui.m3career.com/service/blog/02043/

セミナー登壇

歩数計アプリ「RenoBody(リノボディ)」運営会社のセミナーに登壇し、弊社の健康経営の目標や取り組み内容を紹介いたしました。

【取材元】
株式会社Wellmira

社外への発信

社外発信を目的としたリーフレットを作成しました。