住化エンバイロメンタルサイエンス精密化学品事業部

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無機系抗ウイルス剤
ネオシントールAV-18F

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抗ウイルス機能製品の開発を
サポートいたします

ネオシントールAV-18Fは、人が普段触れる住宅内装部材であったり、日常使用する生活用品に
抗ウイルス加工を施すことにより、ウイルスの拡がりを抑えることができる薬剤です。

ウイルスの基本構造

遺伝子であるDNAやRNAの周りにカプシドと呼ばれるタンパク質の殻で覆われております。
さらにその周りに外皮膜(エンベロープ)と呼ばれる脂質膜で覆われたものも存在します。
エンベロープなしウイルスの代表としてノロウイルス、
エンベロープありのウイルスの代表としてインフルエンザウイルスが挙げられます。

エンベロープなし
●ノロウイルス
●ロタウイルス
●アデノウイルス
●ポリオウイルス

  • ノロウイルス

  • ロタウイルス

  • アデノウイルス

  • ポリオウイルス
エンベロープあり
●インフルエンザウイルス
●ヘルペスウイルス
●HIVウイルス
●ヒトコロナウイルス

  • 新型インフルエンザウイルス

  • 季節性インフルエンザウイルス

写真:福岡県保健環境研究所 撮影

ウイルスの増殖過程

ウイルスは細菌やカビ胞子よりもさらに小さいサイズ(*1)であり、単独では増殖はできません。
人や動物の細胞に侵入、感染することにより増殖していきます。
インフルエンザウイルスの場合、1個のウイルス粒子が人の細胞で1日に増殖するのは
10の6乗個ほどと言われており、増殖のスピードは非常に早いと言えます。
実際に症状として現れるには10の7乗個以上まで増殖が必要となるため
ウイルス粒子を人や動物の体内に移動できる機会を減らすことは感染のリスクを大幅に減らすことにつながります。

*1)ノロウイルス:直径30 nm  インフルエンザウイルス:直径120 nm
細菌:幅1μm、長さ10μm  真菌(かび、酵母):幅2~10μm

ネオシントールAV-18Fのウイルスを
抑える働き

【抗ウイルス機能剤処理なしの製品表面】
【ネオシントールAV-18F 処理製品表面】

※あくまでイメージです

ネオシントールAV-18Fの特長

ネオシントールAV-18Fの性状

外観 淡黄白色粉体
臭気 特になし
平均一次粒子径 3μm

ネオシントールAV-18Fの安全性

急性経口毒性 LD50 >2,000mg/㎏(マウス)
皮膚一次刺激性 陰性(ウサギ)
皮膚感作性 陰性(モルモット)
変異原性 陰性(AMES)

ネオシントールAV-18Fの用途
及び添加量

塩ビシート、フィルムなどに0.5~1.0%を目安に練り込んで下さい。

ネオシントールAV-18Fの
評価事例(*2)

*2)試験方法:ISO 21702を参考にした方法  試験実施:自社

自社で評価が可能!

抗ウイルス機能付与製品のサンプル作製のためにネオシントールAV-18Fを提供いたします。付与いただいた製品サンプルは弊社で評価可能です。